
日本のジャーナリストで、特に沖縄の基地問題や政府の情報公開に関する報道で注目されている望月衣塑子さん。
彼女の質問や報道は、しばしば政府との対立を引き起こしていますね。今回は伊藤詩織が名誉棄損で望月衣塑子を提訴した事件について解説します。
望月衣塑子のプロフィール
- 望月 衣塑子(もちづき いそこ)
- 1975年生まれ
- 日本のジャーナリスト
- 中日新聞記者(東京新聞)
今回の概要
東京新聞の望月衣塑子記者が書いた事実と異なる記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが10日、望月記者に330万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。伊藤さんの代理人弁護士が13日、明らかにした。
伊藤さんが自らの性被害を記録、調査した映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」について、望月記者は1月14日、同紙サイトに記事を執筆した。記事は「女性記者たちが性被害などを語った非公開の集会の映像が、発言者の許諾がないまま使われていたことが分かった」と指摘。映画の中で集会参加者が「20代のころ、詩織さんと似た経験した」と語ったことを紹介した。
最近、東京新聞の望月衣塑子記者がジャーナリストの伊藤詩織さんに対して名誉毀損の訴えを起こされました。
伊藤さんは、望月記者に330万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
何が起こったか
- 提訴日: 2024年2月10日
- 記事発表日: 2024年1月14日
- 記事内容: 望月記者は、女性記者たちが性被害を語った非公開の集会の映像が、発言者の許可なしに使用されたと指摘し、映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」の中で、参加者が「詩織さんと似た経験をした」と発言したことを紹介。
映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」
伊藤詩織さんは、自身の性被害についての記録や調査を行った映画を制作しました。
この作品では、彼女の経験や声が重要なテーマとなっています。
望月記者の記事
2024年1月14日、望月記者は東京新聞のウェブサイトに記事を掲載しました。
女性たちが性被害を語った非公開の集会の映像が許可なしに使用されていると指摘しました。
望月さんの記事では、集会に参加したある人が「20代のころ、詩織(伊藤)さんと似た経験をした」と語ったことが紹介されています。
これが伊藤さんにとって事実と異なる内容とされました。
なぜ訴えられたの?
伊藤さんは、自身の経験や状況が他の参加者と同じではないと考えている可能性があります。
そのため、他の人が「詩織さんと似た経験をした」と述べることで、自分の経験が誤解されることに対して不快感を抱いたのかもしれません。
映像の使用に関しても、伊藤さんは自分が許可を得ていることを強調しており、
他の参加者の許可がない状態で自分の名前が使われることに対しても疑問を持ったのかもしれません。
東京新聞の対応ー記事の訂正と謝罪

伊藤さん側が東京新聞に抗議した結果、2月7日に記事の見出しと本文が一部訂正されました。
東京新聞は「誤解を招く表現だった」として謝罪しました。
望月記者のコメント

記事の誤りについて
「記事に誤りはないが、可能な範囲で伊藤さん側の意向に沿った対応をした」と発言。
訴訟についての見解
「私個人に訴訟の負担を負わせ、言論活動を抑える意図を感じざるを得ず、誠に遺憾だ」とも語っています。
まとめ
この一連の流れは、報道の影響力や責任についての重要な議論を引き起こしています。
伊藤さんの訴えは個人の名誉を守るための行動であり、
望月記者の反応は言論の自由を守るための立場を示しています。
今後の展開がどのようになるのか、注目が集まります。
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